


インプラントの歴史において、重要な年は1952年です。
これ以前は、なんと紀元前から抜けた歯の跡に象牙や貝殻そして宝石などを入れる試みがなされていたという記録があります。
1952年スウェーデンのブローネマルク博士によって研究の際、偶然にチタンが骨に強固に結合することが発見され、博士はこれをオッセオインテグレーションと定義しました。チタンが骨にくっつくという発見はインプラントの歴史を確実にかえました。
1952年以降、10年にわたって基礎研究が行われ1965年から臨床応用され40年以上の歴史があります。
初めてインプラントの治療を受けた、当時30代の男性のインプラントは、35年以上経ちますが、何の問題も生じていないということです。
現在チタン系インプラントの10年残存率は95パーセント以上であるというデータがあります。
つまり、インプラントは歯を失ったところに対する治療の中ではブリッジや義歯と比較しても予知性と信頼性の高い方法であると言えるようになってきたのではないでしょうか。
またブローネマルクインプラントシステムを使用した、All-on-4というわずか4本のインプラントで全体を支えるという方法がポルトガルのマロー博士によって開発され4年残存率97パーセント以上というデータがあります。
この方法によれば歯がない方や、少なくなってしまった方でも早期に噛むことを楽しめ、インプラントの本数も最小限で済みます。
つまり、よりQOL(クオリティーオブライフ)の高い方法と言えるでしょう。このように、インプラントは噛めるのは当たりまえで、いかに早く、いかに元どうりに噛めるか、いかにコストを抑えて、いかに美しくあるかに焦点があたってきているというのが現在の流れです。











