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インプラント用語解説

ここではインプラント治療に関係する用語を解説しています。専門的な用語も含んでいます。

Dental implants

た〜と

他家骨たか-こつ

インプラントを埋め込む際、骨を足さなければならない場合に用いるヒトの骨の事を指します。

  • DFDBA:ヒト脱灰凍結乾燥骨(demineralized freeze-dried bone allograft)
  • FDBA:ヒト非脱灰凍結乾燥骨(freeze-dried bone allograft)

これら二種類が海外で用いられていますが、日本では厚生労働省の認可を受けておらず、あまり使われていません。

チタンインプラントちたんいんぷらんと
純チタン、あるいはチタン合金でできたインプラントの事を指します。現在用いられているインプラントの殆どはチタンインプラントです。骨はチタンとくっつく性質があります。

ティッシュマネージメントてぃっしゅまねーじめんと
この場合のティッシュとは歯肉の事を指します。前歯などの見た目に関わる部分でインプラントを行うときは、かぶせ物だけでなく歯肉の形も重要になってきます。歯肉を美しく、機能的な形に整える事がティッシュマネージメントです。

トップダウントリートメントとっぷだうんとりーとめんと
インプラントを埋め込むときは、二つの計画の立て方があります。ひとつはインプラントを埋め込む位置をまず考える外科主導型。もう一つはかぶせ物の位置をまず考えるトップダウントリートメントです。トップダウントリートメントは、日本語では補綴(歯を失った部分を補う)主導型と表現されます。かみ合わせを整える事や見た目の美しさや調和を考えると、トップダウントリートメントが理想的ではありますが、骨の状態によってはインプラントを埋め込む位置が限定される事もあり、実際には外科主導型の「インプラントをしっかりとした場所に埋め込む」という考えが主流になっています。

な〜の

二回法インプラント埋入にかいほう-いんぷらんと-まいにゅう
歯肉を切り開いてインプラントを骨に埋め込んだ後、歯肉をインプラントごと閉じてしまい、3~6ヶ月程経過し骨とインプラントがくっついてから再度歯肉を切り開き、ヒーリングキャップ(歯肉の治りを待つ間にインプラントにつけておくフタ)を取り付け、しばらくしてからかぶせ物の芯(アバットメント)と交換し、かぶせ物をする方法です。手間はかかりますが、インプラントが骨と確実にくっついてくれるという利点があります。
二次手術にじしゅじゅつ
上記の「二回法インプラント埋入」において、骨とインプラントがくっついた後に歯肉を切り開き、ヒーリングキャップを取り付けるための手術です。

は〜ほ

バーアタッチメントばーあたっちめんと
二本以上のインプラントの間にバー(棒状の金属)を取り付け、入歯の支えにするものです。入歯の側にはバーとかみ合うような金具を取り付けます。
抜歯即時埋入ばっしそくじまいにゅう
歯を抜くと同時にインプラントを埋め込む方法の事を指します。歯を抜くと骨は急激に無くなってしまうので、残す事が難しい歯、抜くことが決まっている歯の場合にはこの方法をとる場合があります。ただし、歯の根の形によっては出来ない事もあります。

ヒーリングアバットメントひーりんぐあぱっとめんと
二回法(インプラントを埋め込んだ後、インプラントと骨がくっつくまで歯肉を閉じておく方法)において、インプラントと骨がくっついた後歯肉を切り開き、インプラントとネジ止めし、歯肉を貫通させておきます。ヒーリングアバットメントを取り付けて歯肉の治りを待つ事で、かぶせ物と歯肉が調和した美しい形を作る事ができます。
非吸収性メンブレンひきゅうしゅうせい-めんぶれん

インプラントを埋め込むとき、骨が足りないような時に人工の骨とメンブレンと呼ばれる膜を入れて歯肉を閉じる事があります。メンブレンには非吸収性と吸収性があります。

  • 非吸収性・・・コシがあり、骨を作るための空間を保持する力が強いですが、一定期間後に取り出すための手術をしなければなりません。
  • 吸収性・・・自然に溶けて体に吸収されるため、取り出すための手術をしないですみますが、コシが非吸収性に比べてやや弱く、骨を作るための空間を保持する力が弱いです。

フィクスチャーふぃくすちゃー
インプラントの骨に埋め込まれている部分の事を指します。
プラークコントロールぷらーくこんとろーる
歯磨きや歯間ブラシ、糸ようじなどにより歯の汚れを取り、お口の中を清潔に保つ事を指します。インプラントは虫歯にはなりませんが、天然の歯と同じく歯周病(歯や歯肉の汚れにより骨が溶け、歯がぐらぐらしたり抜けたりする病気)にはなります。インプラントを長く使うために、プラークコントロールは重要です。
ブラキシズムぶらきしずむ
広い意味で歯ぎしりの事を指します。ブラキシズムは歯が磨り減ったり、顎が痛くなる原因になります。インプラントは横に揺さぶられる力に弱いので、ブラキシズムはインプラントを長持ちさせる点では問題となります。
ブローネマルクシステムぶろーねまるくしすてむ
スウェーデンのブローネマルク教授が開発したインプラントのシステムのことを指します。信頼性の高いインプラントとして世界中で使用されています。
プローネマルクノバムぶろーねまるくのばむ
上記のブローネマルクシステムを用いた、インプラントを埋め込んだその日に仮歯が入り噛めるようになる方法の事です。歯科用語では「即日負荷補綴」といいます。3本のインプラントをチタン製のフレームでつないで強くする事で、通常かぶせ物が入るまで3~6ヶ月かかる期間を大きく短縮する事ができます。一般的に下顎に行います。
プロセラシステムぷろせらしすてむ
かぶせ物、インプラントの場合に歯の芯となるアバットメントをセラミックの塊から削りだして作るシステムの事です。インプラントメーカーでもあるノーベルバイオケアが行っています。これまでのかぶせ物やアバットメントは歯科技工士が手作業で作っていましたが、プロセラシステムでは歯の模型をコンピューターで読み込む事により、データのみを工場に送る事で自動的に作る事が出来るようになりました。
ブロック骨移植ぶろっく-こついしょく
インプラントを埋め込む際に骨の厚みや幅が足りない事があります。そのような時に患者さん自身の下顎、オトガイ、腰骨から骨を塊として切り出し、必要な部分に移植する事を指します。ベニアグラフトともいいます。
プロビジョナルレストレーションぷろびじょなるれすとれーしょん
最終的なかぶせ物が入る前に、かみ合わせの状態をみたり、歯肉の状態を整えたりするための仮歯のことです。少しずつ形を修正し、最終的なかぶせ物と同じ形にして問題が起きないかを確認します。

ベニアグラフトべにあぐらふと
インプラントを埋め込む場所に骨が足りない場合、下顎の一部、腰骨などから板状に骨を切り出し、必要な部分にチタン製のピンで固定することをさします。ブロック骨移植ともいいます。
ペリオトームぺりおとーむ
歯を抜いた穴に、抜いた直後にインプラントを埋め込む「抜歯即時埋入」という方法で使われる器具です。薄い板状の金属板で出来ており、周囲が刃物になっています。歯と骨の間に刃先を差し込み、極力骨を壊さないで歯を抜くことができるため、初期固定(インプラントを埋め込んだ直後の骨とインプラントのひっかかりの強さ)が重要なインプラントにおいて、必要な道具です。

縫合糸ほうごうし
インプラントの手術では歯肉を切り開きますが、その後でしっかりと縫う必要があります。その縫うための糸が縫合糸です。細く、ほどけにくい絹糸が用いられる場合が多いです。
縫合針ほうごうしん
上記の縫合糸とセットで使います。通常の縫い針と糸をイメージしてくださるとわかりやすいと思います。ただし、歯科の場合は糸と針がくっついたものを使う場合が多いです。糸と針がくっついていれば、歯肉を縫う時の針を通す傷を最小限にする事ができるからです。
ボールアタッチメントぼーるあたっちめんと
インプラントを支えとする入歯をインプラントに固定するための道具です。通常、インプラント側に凸、義歯側に凹の器具が装着されています。
ボーンアンカードブリッジぼーんあんかーどぶりっじ
インプラントのみを支えとした全部の歯をつないだブリッジの事です。4本、あるいは6本のインプラントで行います。それぞれAlLL-ON-4、ALL-ON-6といいます。
補填材ほてんざい
足りないものを補うための材料をいいます。インプラントにおいては、骨が足りないのを補うための材料(骨補填材)の事を指します。